耳が恋した
私は日本人の65%程度(執筆時現在)のうちの一人、iPhoneユーザーなわけですが
当時iPhoneに付属していたイヤホンのことが非常に好きでした。
あの音質やマイクの性能は他メーカーの同価格のイヤホンの中では頭ひとつ抜けてましたね。
で、私と同じくらいそのイヤホンのことを愛していたのがうちの猫。他メーカーの同価格のイヤホンの中でも頭ひとつ抜けていたんですね。噛み心地が。
3回か4回買い替えたあたりで、このコードがなければ猫に愛されることはないのでは?と思い至りまして
しかし当時の私はワイヤレスイヤホンについての知識が乏しく、どうせ・・・お高いんでしょう・・・?と恐る恐る検索してみました。
ワイヤレスイヤホン🔍
あ、同じのがなかったので参考までに1位のワイヤレスイヤホンを。
コード式のイヤホンと同じくらいの価格帯で結構たくさん出てるのね。私の知らない間に。
さすがにこの価格帯でコード式イヤホンと同程度の音質は無理があると思うけど
よく考えてみたら音質は求めていないのでいいかなと。
とはいえ私の耳では言うほど音質の劣化は感じられなかった。
使ってみるとコードのない生活ってなんて快適なんだろう。
掃除をしているときなんて立ったり座ったりが多く、膝に引っかかるコードに何度耳をもっていかれたことか。
他にも定期を探すためにカバンをゴソゴソする度に邪魔をしてくるコード、睡眠用BGMを聞くためにイヤホンをつけて就寝したら翌朝首に絡まっているコード・・・・
思えばコードに翻弄された人生だったんだな。
そんな人生ともこれでおさらば。快適な第二の人生に乾杯。
2年ほどお付き合いをしたあとどこかのお店で落とし、翌週にまたそのお店を見に行ったら駐車場で無残な姿になっているイヤホンを発見しました。
亡骸を拾い上げて自宅でお葬式をしたあとに、無表情でAirPodsをポチりました。
私の人生を変えてくれてありがとう。